【Expert社員紹介 vol.3】
金融業界を『利用者視点』で
変えていく
Profile_K.D
デジタルマーケティング事業部 金融ビジネス推進G
2014年中途入社
Web制作会社にて営業、ディレクターなどを経験し、2014年に当社に入社。
クラウドシステムのセールスを経て、金融ビジネス推進Gに異動し、2017年からマネージャーとしてチーム全体のマネジメントに携わる。2021年度より、社内にてExpertとして認定され、金融業界のExpertとして新たなチャレンジを行っている。
当社では社員の成長を支援し、その先の企業の成長へとつなげていくために、2019年から2021年にかけて、Expert制度という社内制度を設けています。(※Expert制度は2021年で終了し、新たにより使いやすい制度となるようリニューアルしております。)
本記事では、2021年度のExpertとして会社から認定を受け、活動した社員に焦点を当て紹介いたします。
Expert制度とは?
専門分野において社内に新たな知見をもたらすことを目的に、社員の専門性を高める活動を会社が支援する制度。
希望する社員は、自身の業務内容に関わらず自由に専門領域を選択し、その活動テーマが認められると、Expertとして任命される。
Expertとなった社員は、業務時間の20%を活動時間として認められ、さらに活動経費の支援を受けて、専門領域の探索を行う。
今回は、Expert紹介の第3弾としてK.Dさんに話を伺いました!まずは入社の経緯や、現在取り組んでいるExpert活動についてご紹介します。
自社で開発・運用を手掛ける会社なら、より顧客に貢献できる
前職は、小さなWeb制作会社にて、営業やディレクターをしていました。お客様と密に関わることが出来てやりがいはあったのですが、何かのシステムを自分たちで提供している会社ではなかったので、Web制作の案件と合わせて他社システムの代理販売や取次販売を中心に営業活動を行っていました。そこで大きなシステムトラブルを経験したのですが、自分達で提供しているシステムでは無いため、トラブルが起きたときに、何もすることが出来ずとても無力感を感じていました。お客様にも大きな迷惑をおかけしたのですが、自分達では対応する術がない。そういった経験もあって、他社の構築したシステムを販売するのではなく、自社で自信を持ったシステムを開発して運用している会社で働きたい、そう思ったのが転職のきっかけでした。
そして転職を考えたタイミングで、過去に営業アプローチをしていたシナジーマーケティングがよぎったんです。たまたま親友の後輩が働いているという事もありトントントンと選考に進みましたね。
入社当初は関西エリア全般で、特に業種業態を限定することなく幅広いお客様のマーケティング支援を行っていました。その後、東京へ転勤し、現在は金融業界に特化したグループにて、地方銀行のお客様をメインに商談から提案、導入後の支援まで担当しています。
金融業界の最前線へ飛び込む
2021年度からExpertに立候補し、主に金融業界における事業拡大をテーマに取り組んでいます。
Expertに与えられる活動費を使って、「一般社団法人Fintech協会」に入会し、金融業界の最新情報にキャッチアップし、業界の最新の知識を吸収し、当社のビジネスと掛け合わせた新たなビジネスのタネを生み出すべく邁進しています。
協会に所属したのは、常に新しいソリューションの種が無いと、これからこのビジネスを大きく拡大しいくことはできない危機感を持っていたからです。私たちは銀行業務の中で「融資」、いわゆるローンの獲得拡大という支援領域において非常に強みを持っています。
大きな成果を上げた金融機関様の事例を発信して、同じ課題を持った金融機関様へソリューションを提供していますが、当時は大きな成果を上げた手法であったとしても、時が立てば目新しさは無くなり、一般的な手法となっていきます。そうなった時に私達が市場で選ばれ続けるには、さらに別の強みを持ったソリューションを持ち続ける必要があると考えています。
では、どのようにそれを見つけるのか?それは、業界にどんどん新しいルールが生まれる中で、日々悩み、試行錯誤しながら業務課題に向き合っている現場の方々と、いかに情報交換ができるか、だと考えています。
特に金融業界は、行政の監督の厳しい業界であり、それに伴い規制も変化も多い業界です。
新しいソリューションを次々と提供するだけでなく、既に提供している仕組みが金融業界の新たなルール改正にフィットしていない場合、既存の業務フローの見直し、システムの改修、入れ替えなどを行う必要が出てきます。ルールが変わればフローも変わります。扱う情報が非常にセンシティブなため、小さな変更においてもあらゆる状態を想定して大きなコストをかけて対応していく必要があります。そして、そこには大きなビジネスチャンスが隠れています。こういう転換点を見逃さない、あるいは数年先のチャンスにしっかりシステム投資をして対応できる状態にしておくこと。それこそが私たちの事業を安定させる肝になるのです。
私たちはとりあえずシステムを組めばいい、という視点ではなく、消費者心理に寄り添いながら、一方で実際に業務をまわす現場の方がどのような課題を抱えているのか?どうすれば現場がさらにアグレッシブな施策をまわせる状況になるのか?を常に考え、提案しています。企業と密な関係性を築くことを大切にしている当社だからこそ出来ることだと思っています。
金融推進グループマネージャーでもあるK.Dさんへ、仕事のこだわりや、一緒に働く社員についても聞いてみました!
「当社だからできる」独自の勝ちどころを追い求める
仕事をする上でのこだわりは、「当社だから勝てるというポイントを見つける」ことですね。今回のExpert活動では、半年に1度役員に向けて成果発表をするのですが、役員だろうが誰だろうがこの分野は自分が一番理解しているし、知っているし、考えている!と胸を張って言えるまで自分で考えます。
そして、自分の考えの整理をするだけではなく、お客様である銀行の方にヒアリングして実際の現場の方のご意見もいただくことで、独りよがりの考えではなくしっかりと根拠を持って語れるように心掛けています。
物事をそのまま受け取るのではなく、なぜそうなのか?という裏側の仕組みやからくりに興味があって調べてしまうとか、顧客の話を聞いたうえで、「こうなのでは?」という仮説のアンテナが立つ方と、ぜひ一緒に働きたいです。
シナジーマーケティングの中でも金融事業はまだまだ歴史が浅いです。自分達でこういう事をしたい、もっとこうしたい!という考えを実現できるチャンスがたくさんある組織です。主体性を持ったメンバーと共にこのグループを大きく拡大させていきたいと考えています。